施政方針
令和7年度 隠岐の島町施政方針
3つの「良かったが響くまち」の実現に向けて
第2次隠岐の島町総合振興計画の後期基本計画に着手する新年度は、刻々と変化する社会情勢を的確に把握しながら、各種事業の着実な実施を図り、更なる町政の発展に結び付けていかなければならない重要な1年になります。
3期目の町政運営にあたりましては、更に多くの「『良かった』が響くまち」の実現を目標に、あらゆる政治判断を行ってまいりたいと考えているところです。
誰もが胸を張って「隠岐の島が好きだから」と言える町の実現を目指し、町の歩むべき道を定め、10年、20年先を見据えたまちづくりを行わなければなりません。既成概念や慣例にとらわれることなく、ありとあらゆる角度から、施策の検証と検討を進めてまいります。また、限られた財源を有効に活用し、必要な施策には、十分に予算を配分するなど、次世代へつなげるための大胆な施策を展開してまいります。
本町の最重要課題は、人口減少問題であります。多くの「良かった」が響けば、必ずやこの問題は、解決の方向に進むと確信しております。
「生まれて良かった」~子供の声が弾むまち~
【子育てしやすい環境づくり】
○安心安全な妊娠出産への支援、健やかな発育・発達支援、多様なニーズに対応した保育事業など、安心して子供を産み、育てることができるよう、総合的なサポートを行います。
○町独自の保育料の軽減、高校卒業までの医療費無料化、小中学校入学時の体操服などの支給、給食の食材調達費の増加分を町が負担することにより、子育て世帯の経済的負担を軽減します。
【魅力ある教育環境づくり】
○ふるさと教育の推進により、ふるさとに愛着と誇りをもつ子供たちを育てます。
○ICT機器の利活用を加速さることをはじめ、全ての子供たちが、伸び伸びと学ぶことのできる魅力ある教育環境を整えます。
○「町立小中学校のあり方検討委員会」での検討結果を踏まえ、本町の小中学校の将来的な規模及び配置計画の策定を進めます。
【文化の保存・継承】
○牛突き習俗、国府尾城跡の重要文化財指定を目指します。また、町内の貴重な木像彫刻などの文化財についても指定に向け取り組みます。
「住んで良かった」~町民誰もが活躍するまち~
【誰もが活躍できるまちづくり】
○社会教育の拠点である公民館を中心に、町民の皆様への学習機会の提供を行い、自らが主体的に地域課題を見つけ、その解決に向かう人づくりを進めます。
○2030年に本町で開催される国民スポーツ大会相撲競技の所管部署を新設します。
【町民の健康増進】
○各種健康診断、がん検診の受診率の向上、健康教室やセミナーにより、食生活の改善、運動の習慣づけを図り、健康寿命の延伸を目指します。
○高齢者が生きがいを持ち、地域社会の担い手として活躍できるよう、シルバー人材センターを支援します。
【医療体制の確保】
○隠岐病院と、開業医・診療所・訪問 看護などとの連携を図り、患者や 家族の方々に寄り添った、切れ目のないサービスの提供に努めます。
【福祉環境の充実】
○町独自の福祉職場処遇改善事業や、新規就労者に対する支援、外国人技能実習制度などにより、福祉職場の人材確保を重点的に支援します。
○自立した日常生活や社会参加ができるよう、個々の状況に応じた障がい福祉サービス事業の実施や、障がい者の就労支援を担う地域おこし協力隊を配置により、就業先事業所の開拓などに取り組みます。
【地域コミュニティの育成】
○地域の活性化に資する事業や、老朽化した施設の維持管理に対して支援するとともに、支所、出張所管内に地域おこし協力隊を配置するなど、活力あるまちづくりに取り組みます。
【快適な住環境の整備】
○管路をはじめとする設備の耐震化 と更新を計画的に進め、安全で安 心な上水道を提供します。また、 補助制度による接続率の向上や、 老朽化した設備の更新を計画的 に進め、快適な下水道を提供しま す。
○西郷港周辺の「海の見える交流施 設」の整備などにより、活力のある 都市づくりを推進します。
【新たな産業の育成】
○木質バイオマス発電など、学術機関や島外企業の事業参加による、新たな産業を創出します。
○地域特産の水産資源を活用した産地ブランドを確立するため、関係機関と連携し、新たな商品開発、PR活動に取り組みます。
【産業の活性化と承継】
○水田園芸などの高収益作物への転換を推進し、中心となる経営体への農地の集約や、担い手の確保・育成などに努めます。
○沿岸漁業者の育成や、種苗放流、磯焼け対策を実施し、漁場の生産力の向上を図ります。また、水揚げされた鮮魚などの海上輸送費や、漁網、FRP漁船の処分費に対し支援します。
○魅力ある店舗づくりや起業、創 業、事業拡大への支援に加え、後継者不在による事業承継問題にも取り組みます。
【島内交通環境の整備】
○橋梁、トンネルなどの維持管理、予防保全や、通学路に繁茂する支障木の伐採を行います。
○免許の自主返納者を含む高齢者などにとって不可欠な公共交通サービスの提供に努めます。
【自然環境の保全】
○海岸漂着ごみ対策や不法投棄防止対策、計画的な自然公園の整備など、自然環境の保護に向け取り組みます。
【島内流通の活性化】
○島内農産物の学校給食の食材への積極的な活用や、量販店や産直市における販売により地産地消を推進します。
○プレミアム商品券の販売や、キャッシュレス決済の導入など、消費者のニーズに応じた取組を進めます。
【日常生活の安全確保】
○緊急避難道路や子供たちの安全を確保する通学路の整備、河川における堆積土砂の撤去により生活環境を整備します。
○島内で高齢者の交通安全講習が行えるよう研修施設を整備し、町民の皆様の免許更新の負担を軽減します。
【UIターン対策と関係人口の創出】
○移住・定住相談窓口の充実のほか、定住奨励金、雇用支援、住宅補助、子育て支援を継続して実施し、更なるUIターン者の確保に取り組みます。
【資源が循環する島づくり】
○再生可能エネルギーの積極的な導入、及びCO2排出量削減のための各種施策を展開するともに、補助制度の周知と普及啓発を行います。
○今津地区に整備予定の次期最終処分場について、地権者・地区と合意形成を図りながら、基本計画の策定、設計を進めます。
「訪れて良かった」~思い出を持ち帰れるまち~
【離島交通の充実】
○運賃低廉化事業を継続するとともに、来島者の渡航費や、各種物流コストなどに対しても事業が適用されるよう、国への要望活動を行います。
○大阪便、出雲便の複便化に向け、島根県と連携し、国や航空事業者へ働きかけていきます。
【ひとを惹きつける観光地づくり】
○「島まつり」、「隠岐の島ウルトラマラソン」、「牛突き」などの観光素材生かした交流の拡大により、地域経済の活性化につなげます。
その他~重点的な取組~
【時代にあった行政サービスの提供】
○国が示す自治体標準化システムへの移行や、行政手続のオンライン化などデジタル技術を活用し、町民の皆様の利便性の向上や、職員の業務改善を図ります。
○職員は現場主義を基本とし、町民の皆様とのコミュニケーションを大切にした行政サービスの提供を行います。
【財政の健全化】
○コスト意識を持ち、効果的・効率的な支出を徹底し、持続可能な財政運営の確立を目指します。また、ふるさと納税事業に戦略的に取り組み、自主財源の確保に努めます。
【竹島の領有権確立】
○竹島資料収集施設の展示資料の充実、啓発媒体の整備、町内外への情報発信に取り組むとともに、国の責務において「隠岐島に国直轄の啓発施設を設置すること」、「暫定水域における漁業秩序の確立を図ること」などを 強く訴えていきます。
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