隠岐の島町では、まちづくりのDX化の促進を目的として、3Ⅾ都市モデルの整備に取り組んでいます。
3D都市モデルは、都市を立体的にデータ化したデジタルモデルで、建物や都市施設の形状情報に加え、属性や詳細データを含んでいます。このモデルは都市計画や分析、シミュレーションなど、幅広い用途で活用される技術基盤です。さらに、土砂災害警戒区域や浸水想定区域等の災害危険区域を視覚的に把握することができます。
令和6年度に「隠岐の島町都市計画区域」について3D都市モデルを整備し、国土交通省のウェブサイト「PLATEAU VEW」で公開しています。3D都市モデルのデータは、G空間情報センター「3D都市モデルポータルサイト」からダウンロードすることができ、CG、CAD、BIMソフトなど多様な分野のソフトウェアで誰でも利用することができます。
以下のリンクより閲覧・ダウンロードができます。
『安心安全なまちづくり』および『世代をつなぐデジタルなまちづくり』を目指し、3D都市モデルを活用した防災教育とデジタル教育を行いました。西郷小学校の児童と西郷中学校の生徒を対象に、ワークショップを各3回実施し、災害への備えに対する意識を高め、デジタル技術を活用する力を身につけました。
1回目のワークショップでは、指定避難所である西郷小学校の通学路(避難路)を実際に歩き、災害時に危険が予測される箇所を探しました。子どもたちは写真やメモを取り、タブレットを用いて情報を記録し、データベースを作成しました。
2回目のワークショップでは、1回目のワークショップで作成したデータベースを、パソコンを用いてWebGISプラットフォーム「Re:Earth(リアース)」のデジタルマップ上に可視化する作業を行いました。
3回目のワークショップでは、Re:Earthのデジタルマップに3D都市モデルを重ね合わせた「デジタル防災マップ」を基に、津波や洪水などの災害が発生した際にどの場所がどれくらいのリスクを抱えているのか確認し、自分たちが見つけた危険が予測される箇所はどうなるのかをより具体的にイメージしました。そのうえで状況に応じた避難経路の選定シミュレーションを行いました。
子どもたちが作った「デジタル防災マップ」は以下のリンクより閲覧ができます。
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