隠岐の島町立
都万小学校

都万小学校の様子について(令和3年度1学期)

笑顔あふれる学校を目指して

令和3年度がスタートしました。初々しい11名の新入生を迎え、全児童63名、教職員17名、合わせて80名がそれぞれの生活の場所から都万の校舎に集います。そして、教育という営みを通して、子ども達はそれぞれに豊かな生活をつくりあげる努力をしていきます。子ども達にとって、「豊かな育ちの一年」になることを願っています。

さて、2度目の赴任となる私にとって、都万小は教育の原点とも言える学校です。それは、当時、文部科学省同和教育研究指定校となり、県内で初の進路保障の考え方を求められ、同僚の先生方と悪銭苦闘する中で、

 ○教育は、その子の持っているその子なりのよさを作り上げること

 ○一人一人を伸ばすためには、互いに認め合い高め合う集団づくりが必要である

 ○授業によって子どものよさは引き出される

という気づきがあったからです。この考えは、今でも教育に対する私の根幹であり、都万小学校の校長となり学校経営する上で大切にしていきたいと考えていることです。

 学校は豊かな子どもの成長のためにあるという方向性を揃えながら、全教職員一丸となって教育活動をすすめて参りますので、よろしくお願いいたします。令和3年度の学校づくりについて特に大切にしたいことをお伝えしたいと思います。

◎学校は豊かな子どもの成長のためにあります。

1.めざす子どもの姿を明確に~学校教育目標から~

 本校の教育目標“心豊かで、たくましく生きる都万の子を育てる”ために「知・徳・体」の調和のとれた力強い子どもを育てたいと思います。具体的な子どもの姿として、

(1)進んで学ぶ子ども(学力アップ):自ら学ぶ意欲を持って考え調べ、表現する

(2)助け合う子ども(ハートアップ):思いやりの気持ちを持って友だちを大切にする

(3)最後までがんばる子ども(パワーアップ):難しいと感じることも強い心と体で挑戦しやりきる

(4)ふるさとを愛する子ども:ふるさとのよさを体感し、よさを伝える

をめざしていきます。

2.笑顔あふれる学校に~学校経営の基本におきたいこと~

 子どもや教職員が出会い、豊かに成長していく学校は、子ども達にとって楽しい場所であるはずです。友だちと勉強することが楽しい、遊ぶことが楽しい、先生と話すことが楽しい。この楽しさはふざけたおかしさや甘やかしではなく、力を合わせたり、できた満足感であったりなど充実感のあるものです。都万小学校を子ども達の笑顔にあふれる学校にしていきたいと思います。そのために、まず大人の笑顔。われわれ教職員が子どもとの学びにやりがいをもって、笑顔でがんばりたいと思います。

3.都万の強みを生かしながら、授業づくりとふるまいを両輪に

 子ども達にとって、日々の授業は学校生活の根幹部分であり、授業で生活していると言えます。この根幹部分の授業の質を高めない限り、いい学校は生み出せません。授業づくりを大切にすることで、一人一人の子どものよさを引き出していきたいと思います。

 また、子ども達の前向きな取り組む姿勢を作るために、「あいさつ」「掃除」「言葉づかい」「時間を守る」「校歌」を都万小学校のふるまいとして大切にしたいと思います。ふるまいが習慣化することで、心が整い、一生懸命努力する姿へとつながり、子ども達は伸びていきます。授業づくりとふるまい隠岐一番を両輪に教育実践の充実をめざしたいと思います。都万の強みを保育所から中学校、そして地域との「育ちのつながり」と捉え、「知・徳・体」の基礎・基本をしっかりと身に付けさせ、小学校教育の役割を果たしたいと思います。

4.保護者の皆様と「子ども達の素敵な姿」を共有して

 保護者の皆様とわれわれ教職員の間にあるものは、子ども。つまり教育実践だと思います。保護者の皆様と子ども達の「素敵な姿」をたくさん共有していきたいと思っています。そのためには、やはりコミュニケーション、相談が大切です。一緒に話をしながら、豊かな育ちへとつなげていきたいと思いますのでよろしくお願いします。(上手くいかないこともあるかもしれません。子どもの前で教職員を否定すると、指導が届かなくなることもあると思いますので、そういう時は担任、管理職に直接お話をしていただければと思います。)

新型コロナウィルス感染拡大防止のため様々な配慮や制約がまだまだ続きそうな状況です。感染防止に取り組みながら、「学校でできること」「工夫してできること」を大切にして、子ども達一人一人が充実した活動ができるように力を入れていきたいと思います。保護者・地域の皆様、ご協力の程よろしくお願いします。

1年生を迎える会~ようこそ都万小へ~

 4月22日、1年生を迎える会が行われました。6年生にとっては、「笑顔あふれる学校」を目指して、一番初めに行われる行事となり、1年生も2~6年生もみんなが笑顔になるような活動を目指して準備を進めてきました。

今年新しく取り入れたのは、2~6年生の「自己紹介タイム」です。各学年が1年生に自分たちのことを知ってもらおうと工夫していました。それにより、全校で1年生を迎える素敵な会になりました。

 その他にも、1年生へのインタビューや学校クイズやゲームなどをしてみんなで楽しみ、笑顔あふれる活動になりました。普段の休憩の様子を見ていても、1年生と一緒に遊んでいる上級生の様子が見られます。仲良くなるきっかけになる会になりました。

【6年児童の感想】

 6年生を送る会に比べて準備する時間は短かったけど、本番は成功しました。私は、終わりの挨拶や司会の役割でした。美晴さんや結さんと一緒に練習をしたり、リハーサルで追加のセリフが出たりして大変だったけど、1年生のみんなが笑顔で楽しくなるような会になることが目標だったので達成できました。1年生が笑顔になれたのは、2~6年生の自己紹介タイムがあったからだと思います。いい会になってよかったです。

 

 わたしは、司会としてみんなが聞き取りやすいように言えるか心配でした。でも、始まれば、インタビューの時も1年生が楽しそうに答えてくれるし、全校のみんなも私の言ったことに反応してくれました。周りのサポートがあったから自信を持って明るく言えました。学校クイズやもうじゅうがり(ゲーム)では思った以上に盛り上がり、担当の人の声が聞こえないほどでした。6年生のみんなは大慌てで準備をしたけど、本当に、1~6年生みんなの笑顔が咲くような会になってよかったです。6年生のみんなが自分から進んで行動しようとしていたから成功できた会だと思いました。

 

 1年生を迎える会は、1年生に楽しんでもらえたと思います。紹介タイムでは、どの学年もクオリティが高くてびっくりしました。わたしたちもプレゼントを渡したりして、1年生に喜んでもらえてよかったです。会が終わった後に、2年生や3年生が「ありがとうございました」「お疲れ様です」と言ってくれてうれしかったです。行事が終わって、少しリーダーになれたのかなと思いました。これからも、いろいろな行事があるのでがんばりたいです。

   

3部会の取り組み

本校では、学校教育目標に掲げる、「心豊かで、たくましく生きる都万の子どもを育てる」ため、校内組織として3部会を設置し、「知・徳・体」の調和のとれた力強い子どもを育てようと具体的な取り組みを推進しています。以下、それぞれの部会の概略を紹介します。

学力アップ部では、「自ら学ぶ意欲を持って考え、調べ、表現する子」になることを願い、取り組みます。まず、学校生活の中で一番長い時間となる、日々の授業を大切にします。子どもたち一人一人がしっかり考え、友達との交流を通して学びが深まるよう授業づくりに力を入れます。また、学びの土台づくりにも取り組みます。1つ目は、基礎基本の定着です。「やればできる」という達成感が味わえるよう漢字計算大会を行ったり、学力パワーアップ週間として、毎学期放課後の時間に補充学習を行ったりします。2つ目は、家庭学習の充実です。家庭学習の手引きを作成し配布したり、学習意欲が高まるよう自学ノートの展示や異学年交流を行ったりします。頑張って取り組んでいますので、お子さんの自学ノートをご覧になって温かい声かけをお願いします。家庭と連携しながら、子どもたちの学びを支えていきます。

ハートアップ部では、「思いやりの気持ちをもって、友だちを大切にする子」になることを願い、取り組みます。まずは、昨年度から引き続きの活動として、子どもたちの思いとしっかり向き合う学期に1回の「先生と話そう週間」の設定、自分の頑張りを実感できるような「がんばったカード」の作成と展示、たくさんの友だちと関わりができることをねらった「縦割り班活動」などを行います。今年度は、それに加え、言語環境を整えることにも力を入れていきます。早速、運営委員会の児童の発信で、「いつでもだれにでも『さん』づけをしよう」という生活目標を立て、かんばっています。また、同じく運営委員会で「みんなで笑顔いっぱいにしよう~いいところみつけ~」の取り組みも間もなく始まります。一人一人が安心して自分を出し、友だちと温かい関わりができるよう支えていきます。

 パワーアップ部では、「難しいと感じることも、強い心と体で挑戦し、やりきる子」になることを願い、取り組みます。まず、体力の向上については、毎日の朝マラソンや、その成果を発揮する場として学期に1回のマラソン大会を行います。一人一人が目標をもって取り組めるよう毎回のタイムを記録し、記録の伸びた子には、「SUPER記録賞」を発行するなど、体育委員会が主体となって工夫していきます。また、より良い生活習慣を身に付けるようにする取り組みも行います。昨年も行ったすくすく習慣の実施や、昨年度からの継続している月1回のメディア啓発紙を発行することで、家庭と連携しながら様々な課題に取り組めるようにしていきます。ぜひ、ご家庭でも子どもたちと一緒に取り組んでください。

  これらの取り組みは、都万保育所、都万中学校とも連携し、保・小・中の12年間をかけて都万の子を育てていきます。保護者の皆様、地域の皆様のご協力を、よろしくお願いいたします。

縦割り班開き

4月27日に、縦割り班開きが行われました。異学年の交流を通して、笑顔あふれる学校づくりを目指して一年間行われる「縦割り班活動」のスタートの会となりました。結果から言うと、笑顔あふれる素敵な会になりました。詳しくは6年生の作文で紹介します。今後、この縦割り班をいろいろな活動で使って、交流を深めてほしいと思います。

【6年児童の感想】

 縦割り班開きでは、まず5・6年生が作った4色の旗の周りに集まって、自己紹介をしました。そして、がんばったカードをみんなで貼りました。5年生と協力して作った旗を1~4年生が喜んでくれるか不安だったけれど、みんながすごく喜んでくれて、笑顔になりながら写真を貼っていたのでホッとしました。その後8つの班に分かれて初めてのたてわり遊び(TTタイム)をして楽しみました。これからの1~6年生での交流が楽しみです。

    

米作りを学ぼう

 昨年度に引き続き、井川寛さんにお世話になり、5・6年生が、田植えの体験をさせていただきました。6年生は2度目ということで、苗を運ぶ手伝いをしたり、手際よく苗を植えて次の列に移ったりと活躍していました。5年生は、初めて田植えを体験する児童が多く、田んぼの感触を確かめながら恐る恐る入りましたが、植える作業は楽しいと言いながら植えていました。手植えの後は、一人一人田植え機に乗せていただき、機械での田植えのスピードを実感できました。どろんこ遊びもさせていただき、大変充実した時間を過ごさせていただきました。稲刈りまで、みんなで見守っていきたいと思います。

【5年児童の感想】

 田植えをさせてもらって、一から米を作ることは大変だと思いました。手より機械で植える方がきれいで、速くできると分かりました。井川さんに田植えを経験させてもらってよかったです。

   

クラブ紹介

今年度も、4年生、5年生、6年生の27名の児童が、自分の希望する活動を選んで、4つのクラブに分かれて一年間活動します。4つのクラブは、「どんなクラブがあったらよいか」を児童にアンケートを実施して決定しました。5月19日には、第1回目のクラブが実施され、6年生のクラブ長を中心に各クラブのめあてと活動計画を話し合いました。各クラブの主な活動を紹介します。

「銭太鼓クラブ」 

今年度も地域講師の山口さんに教えていただきます。6年生は、かなりの腕前です。都万っ子祭りや保育所に出かけて、披露する予定です。

室内遊びクラブ」

「ウノ」や「人生ゲーム」、「じんろう」「ナンジャモンジャ」など、楽しく遊び、チームワークを深めようと遊びを選んで計画しました。

「スポーツクラブ」

 「キックベース」や「バスケット」「ラインサッカー」「グランドゴルフ」など、チームで協力できるスポーツを計画しました。

「よのなか探検クラブ」

「化石掘り」「海遊び」「調理活動」などジオパークの方と連携して都万を探検する計画を立てました。

今後の計画が立ち、これからのクラブがますます楽しみな子ども達です。

 

小体連陸上~チーム都万小一致団結~

5月29日(土)、隠岐高校グラウンドにおいて「第61回島後小体連陸上大会」が行われました。前日の雨で開催が危ぶまれましたが、子どもたちの思いが届き、無事開催することができました。大会では、これまでの練習してきた成果を十分に発揮し、素晴らしい成績を収めることができました。こうして他校と競い合う機会をもつことができ、子どもたちにとっては大変よい刺激になりました。チーム都万小は、練習から6年生を中心に大変いい雰囲気で取り組んできました。大会当日のふるまいについても、他校の先生方から褒めてもらうなど、普段の生活がしっかり形になって現われました。非常にいい大会となりました。

【5・6年児童の感想】

 私は100Mと600Mとリレーに出場しました。100Mでは本気で走りましたが、練習よりタイムが下がってしまいました。けれど練習は決してむだではありませんでした。600Mではきつい練習の成果が出ました。きつい練習をやってきたので、最後まであきらめず後悔しないで走ることができ、3位でした。リレーでは、普段からみんなで「練習しよう。」と声をかけ合って練習をたくさんしたのでいい結果が出ました。練習の時には、6年生は「こうしたらいいよ。」など教えてくれました。先生方はいろいろと準備してくださったり、笑顔でサポートしてくれたりしました。たくさんほめてもらったので楽しく体力をつけられたと思っています。また走りたいです。

 

会場に着いたらすぐに、出会った人に「こんにちは。」「お願いします。」とみんな進んで挨拶していました。ちゃんと自分たちでスケジュールを見て、「〇年生アップだよ。」「いってらっしゃい。」と声をかけていたし、「〇〇さん出るよ、応援しよう!」と周りを見てみんなを応援し、テントに帰ってきたらほめ合っていてよかったです。競技では、自分の持っている力を出し切り、最後までやり切れたので、達成感があり、うれしかったです。キャプテンとして、ここまでやってきて、チームを思う気持ち、チームで勝つ気持ちをみんなが持っていて、「都万小はいいな。」と思いました。普段の生活でも、前向きな気持ち、声がけを続けていきたいです。

   

児童会の取り組み

自分達でより良い学校にしようと活動しているのが児童会です。学校生活で起きる諸問題を話し合って解決したり、学校生活がより楽しくなる活動を考えて実施したりしています。都万小学校には、4年生以上の児童で組織している4つの児童委員会があり、それぞれ工夫を凝らして活動しています。以下、それぞれの委員会の活動を紹介します。

「運営委員会」

運営委員会は、「笑顔のオニ」を目指して活動しています。そのために友だちのいい所を見つけ合う「いい所見つけ隊」や、みんなが気持ちよく学校に通えるように「生活目標を決める」などの活動をしています。笑顔あふれる学校にしていきたいです。

「体育委員会」

 体育委員会は、「スポーツに燃えるオニ」を目指して活動しています。朝の活動では、朝マラソンやドラえもん体操、各学期1回のマラソン大会、縄跳び大会、全校遊びを予定しています。全校の一人一人が運動に全力で取り組んでもらいたいです。

「健康委員会」

 健康委員会は、「自分自身で健康を保てるオニ」を目指しています。1学期は、都万小学校の課題を直すために、マスクの着用や手洗いの健康目標を作ってポスター掲示やクイズをしています。みんなが健康目標を達成して、自分自身で健康を保ってほしいです。

「図書委員会」

 図書委員会は、「みんなが読書を楽しむオニ」になってもらうことを目指して、活動しています。みんなに読書をたくさんしてもらい、本を好きになってもらえるように、ビンゴやクイズなどの活動を予定しています。みんなで年間の貸し出し冊数6000冊を目指します。

 

都万っ子全力マラソン大会

6月24日(木)に、今年度第1回目となる校内マラソン大会がありました。今年度は、体育委員会が案を出し、大会の名前が『都万っ子全力マラソン大会』に変わりました。暑い中の大会でしたが、大会の名前通り、全校児童が全力を出し切った大会になりました。特に1年生は初めてのマラソン大会でしたが、全員が最後まで走り切ることができました。秋に第2回大会を予定しています。今回の記録を全員が更新できるよう、これからも朝マラソンなどを中心に、体力向上に努めていきます。

  

修学旅行~ふるさと島根再発見~

6月16日~18日の2泊3日、6年生11名は修学旅行に出かけてきました。コロナ禍の修学旅行ということで、昨年同様に島根県内を回りました。子どもたちは事前学習から、出雲大社、松江城などに行くために島根の歴史、フォーゲルパークやサヒメルなどに行くために生き物や自然のことをしっかり学びました。そのため、行く先々でさらに学びを深めようとメモを取る姿や真剣に話を聞く姿がありました。さらに、バスの乗り降り、旅館や見学先で自分から進んで挨拶する姿が見られたり、先を見通して集合時刻を守って動いたり、校長先生にこれまで言われてきた「ふるまい」が身についてきている姿にうれしくなりました。また、寝食を共にし、新しい友だちの良さも発見したようです。今後の生活に、この修学旅行の経験を生かしていってほしいです。          

【6年児童の感想】

 感染対策もしっかりしないといけない中の修学旅行だったけど、仲良く、けんかもなく楽しく過ごせて、最高の思い出ができました。特にアクアスでは、ペンギンの食事タイムやシロイルカのショーが見れてうれしかったです。ペンギンのかわいい歩き方が、最高でした。ホテルも楽しかったです。いつもの学校では忙しくなかなかしゃべることができかったけど、ホテルでは時間があり友だちとたくさんしゃべれて楽しかったです。修学旅行が終わっても他の行事もあるので、気を抜かずにがんばりたいです

 

 フォーゲルパークが楽しかったです。鳥がぼくの方へきてうれしかったです。アクアスのシロイルカのショーも楽しかったです。また家族で行きたいです。ボーリングも楽しかったです。初めてで緊張したけど、だんだん慣れてきて、いっぱいピンをたおしました。ホテルで友だちと寝たのも楽しかったです。3日間は短かったけれど、何日か忘れるぐらい楽しかったです。これからもがんばろうと思いました。

  

さつまいも作り

総合的な学習でさつまいもづくりに取り組んでいます。1~4年生が毎日日替わりで水やりや草取りなどをしながら秋の収穫に向けてさつまいものお世話をしています。また、4年生はこの活動のリーダーとして様々なことを話し合い、考えながらさつまいもづくりに取り組んでいます。「みんなで協力して作るさつまいもは最高に美味しい!」この言葉を胸に、日々の活動に取り組んでいます。秋、最高に美味しいさつまいもをみんなで食べられるように願っています。

【4年児童の感想】

 私はこのさつまいもづくりで水やりを特に頑張っています。さつまいもが自分で根を伸ばせるように水を通常よりも少なく与え、雑草があれば栄養が取られないように抜きました。このような工夫をしながらさつまいものお世話をしました。収穫までまだ時間があるけど、芋ほりの時にみんなが「わあ!」と驚くくらい大きなさつまいもが、数えきれないほどできているとうれしいです。そして最後にはみんなで仲良く、楽しく美味しいさつまいもを食べたいです。

 

算数科の授業公開

今年度も『主体的に課題に取り組む児童』『伝え合い高め合う児童』を目指して、算数科と学級活動を中心に授業改善を図っています。7月には、5年生の算数科の授業を、隠岐郡内の小中学校の先生方に公開しました。算数科では、子どもたちが自分たちで授業を進めていく「ガイド学習」の形を導入しています。これは、主体的に学習する態度を養うことをねらっています。多様化・複雑化する社会をこれからの子どもたちがよりよく生きていくためには、自分で考えて動いていく力が必要だからです。実際、ガイド学習の形で進めていくと、集団意識が高まり、相手のことを考えたり、積極的にコミュニケーションを図ったりといった社会性が育ってきているように感じます。

また、今年度はさらに算数の力が高まるよう、授業の終わりに、(1)考え方でよかったところ、(2)学びに向かう態度でよかったところを伝え、評価するようにしています。今回の授業の中でも、子どもたちは図形に線を引いたり切ったりしながら、今まで学習したことを使って、何とか課題を自力解決しようとしていました。そして、自分の考えを算数の言葉を使いながら、友達に分かるように一生懸命説明していました。教師任せにせず、お互いの考えを認め合いながら、子どもたちが主役となって学習する姿が輝いた1時間でした。引き続き、子どもたち同士の学び合いの中で、集団と個が育つよう研究を進めていきます。

  

貸し出し冊数「目標6000冊」

都万小学校の図書館では、児童が気軽に訪れて本を借りたり調べ物をしたりできるような、身近な図書館を目指しています。今年度は、図書委員会の児童が提案した「年間貸し出し冊数6000冊」(昨年度は5224冊。児童1人が年間百冊借りれば目標達成)を目標に掲げて、教職員、図書館司書、委員会の児童などが総出で、日々の図書館教育活動に取り組んでいます。

 1学期には早くも取り組みの成果が出てきており、様々な時間に図書館で楽しむ児童の姿が見られました。七夕飾り作りやカブトムシのさなぎの観察など、図書館の催し物を楽しみに来る子ども達。委員会のイベント「本の作者名ビンゴ」のスタンプを集めにたくさんの子が訪れる様子。様々な教科の授業で様々な学年が、図書館で調べ学習をしている様子。このように賑わっている図書館で、1学期の貸し出し冊数は2207冊でした。2学期からも引き続き、さらに図書館が賑わうよう、活動を行っていきたいと思います。

 

交通安全教室~夏休みの安全を願って~

7月14日(水)に、隠岐の島警察署の方や駐在所の安部さん、交通指導員の春木さんの協力の下、交通安全教室を実施しました。天候にも恵まれ、どの学年も実技指導重視で行うことができました。安全に乗るためには、まず自転車そのものが安全であることが大切です。「ぶたはしゃべる(ブレーキ、タイヤ、反射材、車体、ベル)」を基に安全点検についてお話をしていただき、みんなで確認していきました。その後、高学年は実際の路上を意識したコースを、低学年は狭い一本道やジグザグコーンをゆっくり走行するチーム、横断歩道や路上の歩き方を学ぶチームに分かれて実践しました。細い道をゆっくり走行すること、停止線できちんと停止すること、足で止まらずにブレーキで停まること。一見簡単そうに見えて実はそうではない基礎的なスキルを、反復して行うことができました。実際にやってみた子どもたちの感想の中には、前輪ブレーキと後輪ブレーキの役割を理解し、「両手でブレーキをすることの大切さが分かった。」など、実践を通してでなければ出てこないような感想を聞くことができました。

 今回は、「事故等の失敗は取り返しがつかない。」「自分の命は自分で守る。」という緊張感を持って取り組みました。長期休みを歓迎するかのような夏模様に突入し、出かける機会も増えることと思います。今回学んだことを積極的に活用し、安全で有意義な時間を過ごしてほしいと思います。最後になりますが、保護者の皆様には自転車の運搬等にご協力いただき、ありがとうございました。

 

「スーパーふるまいのオニとなった1学期」

70日間の1学期も、今日で終わりです。「笑顔あふれる学校」をめざし、授業づくりとふるまい一番都万教育の強みを生かすことを考え、取り組んできました。特に1学期は、「スーパーふるまいのオニを合い言葉とし、自ら進んで行動することを大切に、ふるまいを中心に据えながら、子ども達の成長への土台づくりに力を入れてきました。コロナ禍の中、「どう工夫すればよいか」の発想を大切に進めてきましたが、授業や陸上大会など、子ども達が意欲的にチャレンジし、一生懸命な姿が多く見られたことをうれしく思います。

めざす子どもの像について一学期をふり返ります。

○進んで学ぶ子ども(学力アップ)

 子ども達が主役となり、子どもの声で進める授業づくりに努めました。算数のガイド学習を公開した研究発表会では、参観者から子ども達の進んで学ぶ姿、意欲的な姿についておほめの言葉を多く頂きました。基礎学力の定着をめざして、学力パワーアップ週間、計算・漢字大会、家庭学習の手引き作成、自主学習などの充実を図りました。図書館の有効活用を図るとともに、能動的に学ぶ授業スタイルの更なる高まりをめざしたいと思います。

○助け合う子ども(ハートアップ)

 TTタイムや昼休み、清掃活動などの縦割り班活動では、上学年の子ども達が下級生を思いやり、楽しく活動する姿が見られました。昨年度からよりよい生活を子ども達が考え、実現させることに力を入れていますが、「さん」付けを目標に言葉遣いについて取り組みました。言葉遣いについては、嫌な言葉やからかいなど、小さないじめにつながるものです。互いの違いを認め合い、言語環境を整えることで、肯定感を高め、安心して過ごせる学校をめざしたいと思います。

○最後までがんばる子ど(パワーアップ)

朝マラソンでは目標周、ドラえもん体操では体幹トレーニングを取り入れ、体力向上に励みました。校内マラソン大会を「都万っ子全力マラソン大会」と子ども達が名付け、工夫と意欲のある大会となりました。5月の陸上大会では、34年ぶりの大会新記録を始め、11種目で入賞するなど大活躍しました。啓発誌を発行するなど、家庭と連携しながらメディア接触時間の改善を目指したいと思います。

○ふるさとを愛する子ども

 米作り、野菜作り、銭太鼓、読み聞かせ、アマモ栽培、川の探検、政治の学習など多くの地域講師にご協力頂き、ふるさとを学ぶことができました。都万の教育を支える、地域の力のすばらしさを感じました。2学期の都万っ子祭りに向けて、学習を積み重ね、都万の好きな子どもを育てることをめざしたいと思います。

 最後に明日から夏休みとなります。交通安全や事故防止について学校でも指導しますが、ご家庭、地域での子どもの見守りをお願いします。1学期の教育活動への多くのご支、ありがとうございました。


このページに関するお問い合わせ先
隠岐の島町教育委員会 総務学校教育課 総務係
電話番号:08512-2-2206
FAX番号:08512-2-0619
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