隠岐の島町教育委員会

県指定文化財(民俗文化財)

【無形民俗文化財】
島後久見神楽(どうごくみかぐら)

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 穏地神楽の1つで明治25年(1892)に旧都万村油井の社家から伝習されたと伝えられています。伊勢命神社の例祭日(西暦偶数年は7月15日、同奇数年は7月16日)に、神事の後、夜を徹して行われます。隠岐神楽はもともと、祈祷の神楽とされ、大漁祈願、雨乞いなどを祈って行われ、舞の所作も衣装も素朴で質素な点が特徴です。

 

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
隠岐の島町 久見 伊勢命神社 西暦偶数年7月15日、奇数年7月16日 島後久見神楽保持者会 1962.6.12

 

 

【無形民俗文化財】
島後原田神楽(どうごはらだかぐら)

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 隠岐神楽は社家神楽と呼ばれ、かつては社家と呼ばれる特定の家柄のみが神楽を本業としていました。周吉神楽、穏地神楽、島前神楽の中の、周吉神楽の1つである原田神楽は、原田地区の村上家(屋号:輿前[こしまえ])という社家に伝わります。明治以降は社家の風習も薄れましたが、隠岐の神楽はそれぞれの地域の有志によって受け継がれています。

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
隠岐の島町 原田   島後原田神楽保持者会 1962.6.12

 

【無形民俗文化財】
玉若酢命神社御霊会風流(たまわかすみことじんじゃごれえふりゅう)

goree 惣社祭ともよばれ、6月5日の祭礼日に執り行われます。中でも参道を人馬が駆け上がる馬入れ神事は、旧西郷町内8か所の神馬によって執り行われますが、かつては島前島後の各地域が参加した壮大なものだったと伝えられています。

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
隠岐の島町 下西 玉若酢命神社 6月5日 玉若酢命神社御霊会風流保存会 1965.5.21

 

【有形民俗文化財】
旧佐々木家住宅生活用具(きゅうささきけじゅうたくせいかつようぐ)

sasakikemingu  明治時代の生活を伺わせる91点の民俗文化財が指定されています。農耕・調理・飲食・灯火・紡績に関するものは一般の民具と大差はありませんが、ぼた餅臼、手提げ行灯など、庄屋ならではの生活用具も見受けられます。

所在地 員 数 年代 指定年月日
隠岐の島町 91点 幕末~明治時代 1965.5.21

 

 

【無形民俗文化財】
隠岐武良祭風流(おきむらまつりふりゅう)

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 西暦奇数年の10月19日に執り行われます。隠岐国守護であった佐々木定綱が、当時最先端だった陰陽道の知識を取り入れて始めたとされる日月陰陽和合祭です。陰陽道は、現在の暦につながる発想で、当日は2体の御尊形が披露されます。

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
隠岐の島町 中村・元屋 隔年10月19日 隠岐武良祭風流保存会 1968.6.7

 

【無形民俗文化財】
水若酢神社祭礼風流(みずわかすじんじゃさいれいふりゅう)

mizuwakasisairei  西暦偶数年の5月3日の例大祭の日に執り行われます。檜の葉や造花で作られた「蓬莱山」と呼ばれる山車を、地域の少年が社前から御旅所まで2本の綱で曳いていく「山曳神事」や、古い様式を残す「獅子舞」、「流鏑馬」などの神事が執り行われます。

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
隠岐の島町 郡 水若酢神社 隔年5月3日 水若酢神社祭礼風流保存会 1973.3.30

【有形民俗文化財】
隠岐島後の衣食住及び生産用具(おきどうごのいしょくじゅうおよびせいさんようぐ)

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 隠岐郷土館に展示されている民具のうち、691点が島根県の指定を受けています。

(家具調度182点、衣服装身具類144点、調理飲食用具298点、漁労用具14点、農耕用具34点、畜産用具6点、山樵用具13点)

所在地 員 数 指定年月日
隠岐の島町 郡 隠岐郷土館 691点 1973.3.30

 

【有形民俗文化財】
都万目の民家(つばめのみんか)

tubame この民家建築は、明治時代初め頃の建築とされ、もとは都万目地区にあった日野家の主屋でしたが、昭和48年(1973)に隠岐郷土館裏の現在地に移築されました。構造は平屋建、桁行17.14m、梁間9.66m、屋根は入母屋造茅葺で、棟の上に雀踊が付いています。

 

建築年 構造形式 規 模 指定年月日
江戸時代末期 入母家造茅葺、木造平屋建 桁行17.14m、梁間9.66m 1974.12.27

 

【有形民俗文化財】
原田神楽の面(はらだかぐらのめん)

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  島根県指定無形民俗文化財の原田神楽には20の面が伝承され、古いものでは中世末期の作もあります。本土の神楽面とは趣がやや異なり、比較的、能面や狂言の面に似ている特徴が挙げられます。

所在地 員 数 指定年月日
隠岐の島町 今津 20点 1974.12.27

 

【無形民俗文化財】
隠岐の牛突き習俗(おきのうしづきしゅうぞく)

hassaku 「牛突き」は、牛と牛の角を突きあわせて、どちらか一方の牛が逃げた方が負けとなります。現在は隠岐の島町の西郷、五箇、都万の3地区で牛が飼育され、8月から10月にかけて行われる大会が習俗の中心となっています。牛突きの発祥については、後鳥羽上皇を慰めるために村人が御前で行ったとも言われ、明治時代までは隠岐郡全域で行われていました。

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
 隠岐の島町 池田 隠岐国分寺外苑牛突き場 8月15日 全隠岐牛突き連合会  2018.2.16(追加)
 隠岐の島町 上西 佐山牛突き場 9月第一日曜日 全隠岐牛突き連合会  2005.4.15
 隠岐の島町 北方 一夜嶽牛突き場 10月第二日曜日 全隠岐牛突き連合会  2018.2.16(追加)

 

【無形民俗文化財】
布施の山祭り(ふせのやままつり)

 布施の山祭りは、かつては毎年4月の初丑の日に行われていたが、平成15年から隔年(西暦偶数年本祭)開催となり、現在は、4月の第一日曜日に行われる。祭の前日に山からカズラを伐り出す「帯裁ち」、そのカズラを地区内の大山神社の御神木に巻きつけ、山仕事の安全を祈る「帯締め」などから成る行事です。これは、時期的にも山開きの行事と考えられ、享保年間より杉の植林が行われ、近年まで林業が盛んであった布施地区の生業に根ざしています。

公開場所 公開日 保持者名 指定年月日
隠岐の島町 布施 大山神社 隔年4月第一日曜日 布施区長座 2012.11.20

 


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隠岐の島町教育委員会 社会教育課 文化振興係
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