隠岐の島町

竹島について(竹島対策)

竹島について

 竹島は、隠岐の島町に属し、隠岐の島町(島後)の北西約158キロメートル、北緯37度14分、東経131度52分に位置し、 高さ168メートルの西島(男島)と、やや低い東島(女島)の2島を中心に数十の岩礁からなっています。その総面積は21万平方メートルで東京ドームの約5倍の広さがあります。 島は飲料水にも乏しく人の常住には適しませんが、島の周辺一帯は南からの対馬暖流と北からのリマン寒流の接点になっており、魚介藻類の種類、数量ともに極めて豊富です。
 竹島と日本との関わりは江戸時代まで遡ります。江戸時代初期から米子の大谷、村川両家が幕府の許可を得て鬱陵島で漁業などを行っていました。この際、現在の竹島は、鬱陵島への中継地として、またアシカやアワビ・サザエの漁猟地として利用されていました。その後、明治30年代より、隠岐島民により、アシカ猟やアワビ・サザエ漁が本格的に行われるようになりました。
 
しかし1952年1月18日、当時の李承晩韓国大統領が日本海に一方的に線を引き、海洋主権の範囲を宣言(李承晩ライン)、1954年に武装警備隊を送って常駐させ、以来現在に至るまで韓国による不法占拠が続いています。 
 排他的経済水域200カイリ時代を迎えた今日、竹島周辺海域は、当町だけでなく、わが国にとって水産業の発展と水産資源の確保の観点から非常に大きな価値をもっているといえます。 1999年、新日韓漁業協定が締結され、竹島周辺海域は暫定水域として、日韓双方の漁業操業を認めることで決着しましたが、 実際には韓国漁船の漁場占拠、乱獲、違法漁具の設置など、日本の漁業は大きな損害を被っています。
 平成17年3月に島根県議会で「竹島の日(2月22日)」条例が制定され、竹島問題も少しづつ認知されるようになりました。更に、平成24年8月、当時の李明博韓国大統領が竹島に上陸し、テレビや新聞などで大きく報道されたのをきっかけに、竹島問題に関する世論が急速に高まりつつあります 。隠岐の島町としては、政府に対して竹島問題の解決はもとより、暫定水域での安全操業と、漁場の適正管理の確保を引き続き求めていきます。
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ニホンアシカ像。久見地区「くめじ橋」 

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昭和初期(戦前)の竹島。隠岐の漁民(左)と隠岐の漁民によるアシカ猟(中・右)の様子

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地図情報

 


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