中条小学校の様子について(令和3年度3学期)
1.冬のヤマネの森へ<1月19日(木)>
今年度最後となる野外調査。ヤマネ・いきもの研究所の湊先生と饗場さんも来島され、雪の積もるヤマネの森へ出かけました。厳冬期の調査は、本校では初めての試みで、どのような発見があるか楽しみにしていました。調査では、巣箱の中にヤマネの巣材に使われるスギの皮や、越冬する昆虫、クモなどを見つけることができました。
また、湊先生の提案で、冬眠するヤマネの気持ちになってみようと雪のなか3分間じっと座って森の雰囲気を感じる体験を行いました。「寒い」「川の音や鳥の声が聞こえた」「シーンとしていた」など、子ども達は冬の山の雰囲気を五感で感じていた様子でした。
持ち帰った巣材などは、種別ごとに分類して各グループでまとめました。巣箱の中の生物や巣材などは、今後専門家に分析を依頼する予定です。普段あまり入る機会のない雪山での調査となりましたが、たくさんの方々のご協力のおかげで、冬の森の様子やヤマネの生態を知る貴重な機会となりました。
2.校内なわとび大会<2月17日(木)>
チャレンジ委員会が企画・運営を行ったなわとび大会。全校児童が縦割り班の色別に分かれて得点を競い合うことで、本番では練習よりも長い時間跳べるようになった子や、友達を一生懸命応援する姿がみられ盛り上がりました。新たな種目に、縦割り班での大縄8の字跳びを加えましたが、練習では高学年を中心に優しく跳ぶタイミングを教えてあげたり、リズムを取ってあげたりするなど、どうすればみんなが跳びやすくなるか工夫をしながら協力して練習をしていました。また、短縄は、休憩時間にも時間を見つけて練習する児童がたくさんおり、長い時間跳ぶことや、新しい技にチャレンジすることができました。本番では、どの子も記録更新に向けて頑張り、大縄では、本番でチーム最高記録を出した組もあるなどとても充実した取り組みになりました。
3.6年生を送る会<3月3日(木)>
5年生を中心に計画し、「6年生に感謝をこめて、最後まで笑顔あふれる会にしよう!」をスローガンに1~5年生で分担して準備を進めました。当日は、みんなでゲームを楽しんだり、6年間の思い出のスライドを見たり、全員で心をこめて「栄光の架橋」を歌ったりと、体育館は温かな空気で包まれ、その中で見られた6年生のはにかんだ笑顔がとても印象的でした。6年生からも、さすが最高学年と思わせる圧巻の出し物が披露されました。全校のみんなの気持ちが一つになった、スローガン通りの最高の会となりました。
4.第3回すじっ子マラソン大会<3月7日(月)>
子ども達は、沿道での保護者の皆さんや地域の皆さんの応援のなか、自分の全力を出し切ろうと、最後まで一生懸命走りました。大会後に記録を確認したところ、第2回大会よりタイムを更新した児童が27人、自己ベストを更新した児童が15人おり、冬季に継続したなわとびの取組も含め、1年間の子ども達の体力の向上が、全体として結果に表れた大会でもありました。
5.令和3年度卒業証書授与式<3月18日(金)>
別れを惜しむように春の雨が降る中、15名の卒業生が中条小学校を巣立っていきました。今年度もコロナ禍により、様々な行事が中止または縮小され、思い描いていた小学校生活ではなかったと思いますが、その中で最高学年として、明るく元気いっぱい活躍し、中条小学校を力強くリードした15名でした。式では、歩き方や返事、卒業証書授与、別れの言葉全てが凛としており、とても立派な姿でした。改めて一人ひとりの成長を感じるとともに、さらに在校生に多くのことを伝えてくれたように感じます。本校で培った力をもとに、将来の夢を実現できるよう力を蓄え、一層活躍されることを願っています。
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