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中条小学校の様子について(令和3年度2学期)

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1.ヤマネの学習スタート(オンライン)<9月9日(木)>

 本校で本格的に取り組んで今年で4年目。5・6年生が総合的な学習の時間に、隠岐のヤマネ研究員として「天然記念物ヤマネ」の研究学習を行っています。今年も引き続き「ヤマネ博士」である山梨県ヤマネ・いきもの研究所代表理事の湊秋作先生や饗場葉留果研究員に指導助言をいただくことになりました。コロナ禍により今回は来島できなくなったため、山梨県と中条小をオンラインで結び、学習会を開催しました。ヤマネがどんな生き物なのか、日本の離島のなかで隠岐だけに生息していること、巣箱の中にいる生物を通して森の様子が分かることなどについてお話を聞いたり、今後の研究の方向性について助言をいただいたりと、有意義な時間になりました。

2.ヤマネの森へ 野外調査スタート<9月15日(水)>

 荒天で延期した7月の野外調査。隠岐世界ジオパークツアーデスクの方をはじめ地域の方々のお世話になり、満を持して中条ヤマネの森へ出かけ、設置している巣箱の調査を行いました。今回の調査では、残念ながらヤマネと出会うことはできませんでしたが、巣箱の中にヒメネズミの巣材や、木の葉や実、クモなどの動物が入っている様子を観察できました。今後の調査でヤマネに出会えたらよいなと思っています。

   

3.ヤマネの森を守ろう(1)  巣箱作成・掛け替え<10月1日(金)、4日(月)>

 前回の野外調査で8月の豪雨災害や台風の影響で落下・破損した巣箱を見つけていた子ども達。何とかしたいとの思いから、巣箱を新たに作って掛け替えることにしました。隠岐しおさいの方に材料として隠岐の杉材を準備していただき、地域の方のご協力をいただいて巣箱を作りました。組み立て図はなく、頼りは見本の完成形の巣箱のみ。見本の巣箱と板材の長さを見比べて、グループで「これかな?」「順番はこうじゃない?」と知恵を出し合いながら制作しました。釘を真っ直ぐに打つことなど慣れない作業に苦戦しながらも、グループで協力して1人1個の巣箱を完成させました。そして、翌週4日(月)に、さっそく作った巣箱を持ってヤマネの森へ。自分の作った巣箱にヤマネが巣を作ってくれるのではないかと、ワクワクしながら設置しました。

 

4.稲刈り・脱穀体験<10月4日(金)、28日(木)>

 5年生4人は、田植えに引き続き地元の農家の方にお世話になり、稲刈り体験と脱穀体験をさせていただきました。稲刈りでは、農家の方にコツを教わると刈る作業がどんどん進みましたが、束ねる作業は大苦戦。それでも、回数を重ねる度に上達し、束ねるスピードも速くなっていきました。刈り終えた稲を運んで、はでに干し、短時間で集中して作業を行うことができました。また、脱穀では、稲をはでから取る人、運ぶ人、機械に入れる人、出てきたわらを運ぶ人と、4人で協力して流れ作業。手際よく作業することができ、とても上手にできたと褒めていただきました。親子活動で餅つきをするのが、今からとても楽しみです。 

  

5.すじっこ運動会<10月14日(水)>

 6年生が中心となって企画・準備をしてきたすじっ子運動会。全校児童で役割分担をして、自分たちで作り上げる手作りの運動会として実施することができました。心配された天候も運動会の間は晴れ間に恵まれ、コロナ対策を行いながら、寒い中ではありましたがたくさんの保護者の方に応援していただくことができました。みんなの力を結集して、今年のスローガンである「全力で応援し、仲良く楽しい運動会」にすることができました。

  

 

6.走りきったぞ!! 第2回すじっ子マラソン大会 <11月2日(火)>

 今回のめあては、「あきらめずに走りきる」「全員で完走する」「記録が更新できるように努力する」の3つでした。朝マラソンを一生懸命走ろうとする児童が次第に増え、朝の活動前に自主的に走る児童もいました。大会では参加者全員が完走するとともに、前回の記録を更新した児童が18名いるなど、子ども達の頑張りが輝いた大会となりました。

 

7.すじっこ発表会<11月17日(水)>

 今まで学習してきたことを保護者・地域の方にどう伝えるか、ダンス、クイズ、劇仕立てなど学年ごとに工夫を行い、今年度の学習の成果を発表しました。練習を始めた頃は、広い体育館の後ろまで、声や伝えたい内容を届けることができるのかと心配でしたが、当日は、そんな心配を吹き飛ばすかのように、生き生きと体全体を使って表現しようとする姿に成長を感じました。当日はたくさんの保護者・地域の方にご来校いただき、温かい拍手をいただきました。

  

 

8.ヤマネの森を守ろう(2)  第2回野外調査・ゴミ拾い<11月26日(金)>

 新築の巣箱に入っているかな!とワクワクしてヤマネの森へ入りましたが、残念ながら発見できず・・・。でも、ヒメネズミの巣や動物が食べたドングリ・クリの殻、めずらしい陸貝などが見つかり、森の様子が分かる発見となりました。また、5年生がすじっこ発表会で伝えたヤマネの森のゴミ問題。調査中にみんなでゴミを拾いました。たくさんあったゴミがなくなりきれいな森に変わった様子を見て、子ども達もやってよかったと満足そうでした。今後もヤマネの調査活動を通して中条の自然の豊かさや素晴らしさに気づくとともに、ふるさと中条を誇りに思ってほしいと願っています。

 

9.PTA親子しめ飾りづくり<1218日(土)>    

 毎年恒例の子ども達も楽しみにしている本事業。この時期には珍しい雪景色の中でしたが、無事に実施することができました。各地区の指導者の方々にお持ちの技を丁寧に教えていただきながら、全員がしめ飾りを完成させることができました。子どもたちも繰り返し経験することで、学年が上がるにつれて上手になっているのがよく分かります。親子のふれあいのみならず、地域の方との交流も持つことができ、賑やかな会になりました。

  

 

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