学校紹介
校区の概要
本校の校区となるのは中村・布施地区であるが、中村地区は昭和35年11月の町村合併により西郷町となり、役場の出先機関として中出張所が置かれてきた。一方、布施地区は平成16年10月の町村合併による隠岐の島町誕生までは布施村として長い歴史が刻まれており、それまでの村役場の機能は布施支所として受けつがれている。
島の中心部である旧西郷町内から中村地区への交通網は平成19年の新しい道路の開通により、学校から役場本庁まで車で約20分余で往来可能となり、中出張所と布施支所との間も約10分間で行き来できる。
学校教育との両輪ともなるべき社会教育の中核施設である公民館は中村地区にはなく5つの分館が置かれているだけである。職員が常駐しているのは布施公民館でこことの連携が図られている。
島後の最北端に位置する中村地区は面積は31.0k㎡、人口825人(27年11月末現在)である。一方、島後の北東部に位置する布施地区は面積は18.6k㎡、人口377人(27年11月末現在)である。
両地区共に地区外に就業の場を求めての通勤者が多い上に、少子高齢化が急速に進んでおり、本校は、学校統合後も複式学級を有している。現時点での園児数からの推測では学級数の減少は避けられない状況にある。
中村地区の島後最北端にある「白島海岸」は昭和13年に国の名勝及び天然記念物に指定され島内屈指の観光スポットにもなっている。一方、布施地区には名勝「浄土ヶ浦海岸」、世界希有のものとして学術研究上貴重な奇岩「トカゲ岩」、屏風岩のある鷲ヶ峰周辺に広がる「杉の天然林」、樹齢800年を超すと言われる「乳房杉」等、豊かな自然が生み出す観光資源が豊富にある。
校歌の一節にも挙げられている大峯山には平成15年、風力発電用の3基の風車が完成し、自然エネルギーの活用が図られており、布施においても平成22年より木質バイオマスプラントが試験稼働を始めた。
中村地区には島後の三大祭の一つである「武良祭り」や「西村神楽」が、布施地区には伝説を今に伝える伝統行事「山祭」や「春日神社祭礼」等の古い歴史を誇る行事が数多く残されおり、両地区共に豊かな自然の中で、伝統が脈々と受け継がれてきている。
校地に隣接した「武良祭」の祭り場の一角には水木しげるロードの終着点として平成21年に「踊る水木しげるブロンズ像」が建立され、新たな観光資源の仲間入りをした。また、中村小学校の跡地利用として「隠岐の島町ものづくり学校」が入居をし、地域興しの取り組みも着々と進められている。
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