県指定文化財(有形文化財)
【書跡】
紙本墨書高田明神百首和歌(しほんぼくしょたかだみょうじんひゃくしゅわか)
室町時代の至徳4年(1387)、京都から高田神社に届けられ奉納された百首の和歌です。和歌の大家、二条良基が発起人となり、公家、武士、僧侶、総勢43名による和歌が納められています。春を詠んだものから、夏、秋、冬、恋と、百首の和歌が整然と配列されています。
所在地 | 種 別 | 年 代 | 指定年月日 |
隠岐の島町 都万 | 書跡 | 至徳4年(1387) | 1969.5.23 |
【工芸品】
鉄腹巻(かなはらまき)
中村の武良祭の際に行司役が着用する鎧です。鎧の形式は平安から室町時代の頃までに、「大鎧」「銅丸」「腹巻」などに分類進化を遂げました。これは西村神社所蔵の鉄腹巻で、戦国時代になって足軽が重装化された当時の作風と考えられます。
所在地 | 種 別 | 年 代 | 指定年月日 |
隠岐の島町 西村 | 工芸品 | 中世末 | 1970.10.27 |
【建造物】
旧周吉外三郡役所庁舎(きゅうすきほかさんぐんやくしょちょうしゃ)
島根県を代表する擬洋風の建築で、もとは西町に所在していた江戸時代の松江藩陣屋の敷地に建っていました。明治17年(1884)に旧周吉外三郡(周吉郡、穏地郡、海士郡、知夫郡)の郡役所として着工し、地元の大工棟梁により建築が進められ明治18年(1885)に完成しました。その後、隠岐島庁や隠岐支庁として使用されてきましたが、昭和45年(1970)に現在の場所に移築され展示施設「隠岐郷土館」として使用されています。
建築年 | 構造形式 | 規 模 | 指定年月日 |
明治18年(1885) | 洋風木造建築 | 桁行22.92m、梁間9.55m | 1970.10.27 |
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